2012年7月

浅草観光文化センター

先日の東京出張の際にみてきました。

設計は隈研吾氏。

 

 

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雷門で有名な浅草寺の真ん前に完成した、浅草のインフォメーションセンターです。

設計コンペの末に選ばれた本設計は、ちょうど平屋の建物を積み重ねたユニークな外観。

その断面形状から生まれる斜めの天井部分を

それぞれの階によってデザインを変えることで各階のキャラクターをつくりだしています。

また各階の隙間部分を設備ゾーンとすることで、余剰空間を合理的に活用する試みもみられます。

 

エントランスホールはインフォメーションセンターらしく活気が感じられます。

吹抜けが開放的で気持ちいい。

 

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上階にいくほど人気がなくなり、その建物の美しさが反面淋しくみえてきます。

各階の内装のバリエショーンは思ったより楽しく、

勾配天井によって確かに平屋の建物のような感じはしました。

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屋上にはカフェと展望テラスが。

ランダムなトップライトの配置によりこもれびのような光が感じられます。

 

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スカイツリーもしっかりと。

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建物をみた感想。

各部分の人がみる距離、を考えさせられました。

例えば外部のルーバー。ちょうど雷門から眺めたときにはちょうどいいサイズ感であったが、

エントランス周辺ではやや大きく感じられました。

 

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また、屋上のトップライト周辺もよく見ると、二次部材や設備部材でゴチャゴチャ。

でも体験としてはまったく気にならないのです。

確か隈さんが以前ジャンヌーベルの設計したホールを見学した際

全体としての美しさと、近くでみたときのザラザラ感のギャップを書いていたのを思い出しました。

ミクロとマクロ。

行き来するバランスを持ちながら、生き生きとした空間をつくりたい。

 

 

 

おまけのサイン。かわいらしい。

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category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2012.7.24
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