灯りの実験

img_5031
光林寺五重位牌堂
結構なサイズの1/20の模型を使っての照明実験を行いました。
 
img_5041
img_5036
光源の種類と位置を確認。
明暗の振れ幅こそが、奥行きと立体感を生むのだと再認識。
 
img_5050%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
ぼんやり灯るその光に、照明設計者と思わず見とれてしまいました。
 
img_5979
物体のアウトラインと闇との境界線が消えたときに
無限の拡がりを生むのかもしれません。
 
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2016.10.7

このところ

立礼茶室のある家
束石の選定と大工さんとの打ち合わせのため内子へ。
施工は西渕工務店さん。
img_5015
玄関寄り付きは豆砂利の洗い出し仕上げ、化粧柱は杉の磨き丸太となります。
そこに取り合わせる束石をえらびます。
大きさや色味などをみながら、満足いく選択となりました。
img_5018
img_5019
大工さんからの積極的な提案もあり、嬉しい打ち合わせ。
その様子は、カウンターにたつ板前さんのよう。
月末に予定している建方へむけて、墨付けもほぼ終わり刻みが進みます。
img_5026
続いて、伊予市の親和建材さんにて床柱の選定。
桜の皮付き柱。
どの材とするのか、どの部分を使うのか、向きはどうするのか。
現物をくるくる回しながら確認していきます。
 
 
光林寺五重位牌堂
img_4997%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
img_4998
斜面に建つため現地の地盤面や
既存建物の高さをみながらの最終確認を行いました。
いよいよ基礎の掘り方工事がはじまります。
 
 
丹原の家
img_4872
外壁の焼杉板の施工開始。
炭色と木肌の色のコントラストが映えます。
全体のプロポーションを確認。
板種、部分によって板の目地を変えてはりますので、大工さんと最終の打ち合わせ。
 
 
多度津の家、の打ち合わせにあわせて、見学。
旧善通寺偕行社へ。
img_4895
img_4884%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
明治36年(1903年)に竣工した建築で、平成13年(2001年)国の重要文化財に指定。
大規模な復元工事の後、現在の姿となりました。
 
明治における、和と洋の融合が興味深い。
 
 
keep smiling!
奥野 崇
 

category : 現場進捗 | posted at 2016.10.5

光林寺五重位牌堂、着工

img_4791%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
昨晩の豪雨の影響もなく
穏やかに地鎮祭を迎えました。
今治市玉川町にある真言宗 光林寺さんにて
五重位牌堂の工事開始となります。
img_4810
約1300年の歴史を誇る、由緒ある寺院での
位牌堂をつくる、という現代的な課題。
敷地内の伝統的な木造建築物のなか、どうあるべきか。
おおきすぎる課題でした。
 
 
img_8940
寺院施設の一連の再計画における第一歩となるこの建物で取り組むのは
現代の素材を使って、これからの寺院をつくる、ということ。
 
img_4732
鉄骨造でつくられる本体に
袴のように約800本の桧の化粧垂木を掛けわたし
ランダムにガラスを嵌め込みます。
訪れた方々が気持ちを静められる、光の回廊をつくる。
その光の色は周囲にある木々によって
一年の中で変化していきます。
山の中にある寺院において、自然の移ろいを感じられるように。
 
また、袴部分は鉄骨の本体部分を守る役割も担います。
時に強風雨もふきあれる敷地。
鉄骨部分の外壁の止水能力にたよらない、長持ちする建物とするために
部材や屋根葺材の取り替え可能な袴部分は重要です。
 
想像できないほどの歴史ある寺院を
これからの世代に引き継いでいく。
現代の寺院をつくる。
大きなテーマですが、ひとつひとつ納めていきます。
2017年5月竣工予定。
 
WORKSへ追加しました。
真言宗光林寺 五重位牌堂
 
 
keep smiling!
奥野 崇
 
 

category : 現場進捗 | posted at 2016.9.28

詰めの段階

img_4728%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
沓脱石、式台、框、飾棚、格子。
佳境に入った、会津町の家。
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2016.9.26

とこしずめのまつり

img_4680
img_4657
img_4707
北条と居相町にて、二つの地鎮祭。
朝早くは強い雨でしたが徐々に穏やかに。
しとしと、雨の中。
 
img_4682
所作のひとつひとつが美しい神主さんで、
思わずみとれてしまうほど。
迷いなく、川の流れのように自然に。
まるでお茶のお手前のよう。
 
img_4685
静かで、厳かな、とこしずめのまつりとなりました。
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2016.9.22

雨の中

img_5858
丹原の家の現場打ち合わせ。
階高をおさえた、バランスの良い姿を確認。
 
外壁には焼杉板と杉板を使用。
割付、出隅入隅のディティール、各目地幅の打ち合わせを終えています。
焼杉の黒と木肌の色の組み合わせ。
貼り上がりが待ち遠しい。
 
keep smiling!
奥野 崇
 

category : 現場進捗 | posted at 2016.9.19

雨あがりの竹林寺

高知、竹林寺さんへ再訪。
竹林寺納骨堂 設計:堀部安嗣
 
雨あがりの姿を見ることができました。
fullsizerender2
fullsizerender
img_5849%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%92%e3%82%9a%e3%83%bc
明るさと暗さ。
振れ幅の大きさが心地よい。
自然と共にある姿。
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2016.9.18

あちらこちら

img_4380
立礼茶室のある家の柱材の確認に材木倉庫へ。
今回の茶室の柱には、繊細な表情を出すために杉の面皮柱を使います。
img_4383
丸太部分の残し寸法について詰めておきたくて、実物のサンプルをみながらの打ち合わせ。
細かい寸法指定をするべく、柱一本ずつ全ての柱を図示することで折り合いがつきました。
 
img_4486
一方、会津町の家では玄関の石張り施工中。
鉄平石の乱張りにて仕上げます。
img_4487
家の雰囲気をみて、通常より少し細い目地での仕事をお願いしました。
外部と繋がりの近しい姿。
最終の調整は続きます。
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2016.9.16

細やかな仕事

会津町の家、の木製建具の確認に花岡木匠さんへ。
 
内部のメインの建具には、
少し変わった組子にて設計しております。
img_4474
技術を要し、手間のかかる仕事ですが
「職人魂に火がつきますね!」の一言。
頼もしく、ありがたい限りです。
img_4473
img_4468
すさまじい数の欠き、ほそ加工。
img_4475
部分の試作品を発見。
 
現場入りが本当に楽しみです。
 
keep smiling!
奥野 崇
 
 
 

category : 現場進捗 | posted at 2016.9.14

吉村順三を追いもとめて

住宅におけるここちよさ、
について現代にも多くの影響を与え続けている、故吉村順三。
吉村先生が設計された別荘が、宿泊施設へと転用されているとのこと。
HAYAMA Funny House
先の鎌倉山からもほど近いようで、これはいくしかないな、と。
 
img_4112
写真右の階段を下りると海、という別荘地の中にあり、
続きでつくられた2戸の別荘とガレージを改装し
2室のホテルとレストランとしてリノベーションを行っています。
手の届きそうなほど低い軒高の控えめな姿。
img_4360
アプローチは建物の背面からで、細い路地のような雰囲気。
体にふれそうなくらいに迫る植物。
img_4297%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
外壁がくぼんだような玄関部分。
img_4116
斜めに続くホールの先には、パノラマに海が拡がるリビングルーム。
ホールとリビングには45cmのレベル差があり、
トントンと階段をおりながら段々と水平線が見えてくる、という感動的なシークエンス。
6
img_4175
緩やかなカーブを描く天井は、室内を柔らかく包み込みます。
海沿いにある、絶妙なサイズの洞窟のポッカリあいた穴から眺める、感覚。
天井高さの変化と開口高さがとてもいい。
img_4159
壁においても要所に柔らかいカーブ。
まるで、軽やかに踊るようなプラン。
動線処理と同時に、各居場所に包まれ感をつくりだします。
7
客室の実測スケッチ。
プランの振れ、がみてとれます。
 
 
img_4135
海沿いという立地もあり、築約50年ということもあり、
内外装とも、多くの改修が加えられています。
仕上げ関係は白く塗りつぶされ、多くの造り付け家具は既になくなっています。
img_4119
しかしながら、空間の輪郭や開口の設け方などは
設計時に思い描いたであろう姿として現在もあります。
それは、時代を超え、今もこの場所とともにあります。
img_4204
img_4163
img_4301
空間がつくりうる幸せな空気感や、
プランの可能性。
たくさんの残像とともに、思い出深い旅となりました。
 
 
keep smiling!
奥野 崇
 
 
 
 

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2016.9.8
2019年5月
« 4月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ

ブログ内検索

089-968-2887info2@okunotakashi.jpcontact