イスラエルの旅4 ヨルダン遠征とテルアビブ

イスラエルを巡る旅の途中。

隣国のヨルダンへも足を伸ばしました。

フライトの途中、機内から。

一面に広がる砂漠。砂煙によって、地面と空の境界線が曖昧に。

赤い大地。

どこまでもどこまでも続く、とにかく広大な砂と岩の景色。

写真真ん中下の黒い影が人のサイズです。

アカバ周辺の町。

山や土の色と、建築の色が近しい。

ペトラ周辺では、ナバティア人によって紀元前から紀元後700年頃まで栄えた遺跡を多く見ました。

岩をくり抜いて建築をつくる。大地と建築が境なく、ひと続きにあります。

時に摂氏50度を超えることもあるんだそう。

気候も風景も色も。世界はいかに多様であることか。

 

 

イスラエルに戻り、クライアントと合流し敷地のある町、ゲデラへ。

エルサレムから車で約30分の静かな住宅街。

約1200㎡の敷地に、住宅と庭を整えます。

この日はクライアント宅へ宿泊。

 

 

最終日は、約80年前のバウハウス建築が数多く残る、イスラエル第二の都市テルアビブへ。

移民によって大きく膨らんだ街で、

各地からの移民とともに、そのアイデンティティーを確立するかのごとく

様々な新しい建築スタイルが持ち込まれます。

その姿は「白い都市」とも呼ばれ、世界遺産にも指定されています。

市内中心のバウハウスセンターで簡単なレクチャーを受け、ガイドマップを手に見て回ります。

ちょうど休日で、街に住む人々と建築の幸せな関係も。

アート活動も盛んな土地柄で、生活を楽しんでいる様子が伝わってきました。

 

 

 

歴史、宗教、人種、文化、軍事、気候風土、植生、国民性。

様々な背景が複雑に混ざりながら、今のイスラエルはあります。

現地で、見て聞いて触って感じて。

改めてその多様さと複雑さを知る。

今回も旅先でのスケッチをページにまとめました。

ご笑覧ください。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2019.6.23
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