WORKS

柊の家
先祖代々の想いを引き継ぐ、現代の和の住まい
先祖代々、古くから大切にしてきた柊の木を、リビングルームやダイニング、取次や座敷から眺められるようにコの字型に囲われた中庭形式となっている。(柊は現在移植保養中)

座敷周辺は、木割や内法高さは伝統を踏襲しながらも、線の数を極力減らしシンプルにつくることで、床脇の先にある緑に目を伸ばせるようにしている。また設備機器の機能性は確保しながらも、建築と一体化するなど目立たせないように配置し、格式のある佇まいとなっている。
リビング周辺は、普段の生活に呼応するよう「柔らかさ」を感じる仕上、ディティールとしている。趣味の映画鑑賞用の設備は木材とスチールを併用することでスリムに隠蔽することに成功した。

仕上材には珪藻土や大理石粉、和紙壁紙や無垢材、藁床藺草畳を、下地材は無垢の桧材からなるトライウッドパネル、断熱材はセルロースファイバーを使用し、建物全体に自然素材を利用することで健康的な環境をつくりだしている。

2016年6月竣工
撮影:小川 重雄
DATA 施工 : 株式会社 西渕工務店
造園 : 仙波農園 仙波太郎
住所 : 愛媛県松山市
構造 : 在来軸組工法2階建
延床面積 : 314.79㎡ (95.22坪)