初冬の席

私達がはじめる新たな取組。

 

遍路道沿いの築35年の民家をフルリノベーション。

月に一回、日曜のみ開店する喫茶として整えました。

 

私たちの想う”いい”を実践・表現する場所をつくりたい。

今ここで生きる、私達の美意識や価値観を表現しよう。

茶、菓子、器、空間、設え、音景、庭、、、

一期一会の時間をデザインすること。

 

 

11月と12月の席のご案内をはじめています。

 

Instagram

@kokuu_kissa

 

初冬の里山でお待ちしております。

category : 喫茶 穀雨 | posted at 2023.10.28

重要なお知らせ(ご依頼をお考えの方へ)

現在、多くのクライアントから設計のご依頼を頂いており

県内外で複数のプロジェクトが進行しております。

(住宅、茶室、医療施設、宿泊施設、寺院、アトリエ、オフィスなど)

お急ぎでの計画進行をお考えの場合、

ご要望にお応えすることができない恐れがございます。

 

自分たちの目の届く範囲内で

一邸、一邸しっかりと設計作業をしていきたい、と

少人数で運営している事務所であります。

 

つきましては、ご相談から設計開始の間までに

少しお待ち頂くようお願いする場合がございます。

誠に勝手ではありますが、

ご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

奥野崇   建築設計事務所

代表 奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2023.10.5

曼殊沙華

お彼岸の頃に花をつけるので、彼岸花。

別名で曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれます。

その呼び名の由来は、サンスクリット語の音写を元にした仏典からなんだそう。

 

窪野町の北谷地区はその群生地があることで知られています。

例年より、約一週間遅い開花となりました。

 

ご先祖への感謝はもちろん、

自然や植物に対しても慈しみの心をもって接したいものです。

 

 

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2023.9.26

十月の席

月に一度だけ開店する、アポイント制の「喫茶 穀雨」

事務所のギャラリースペースをしつらえ、

拙いながらも、私たちの美意識と価値観を表現する場所です。

 

 

空間と調度品の調律はもちろん、

背景に流れる音楽。

産地から厳選した日本茶とオリジナルの野草茶、

季節と自然を慈しむ菓子と器。

 

(写真は9月の席のもの:かぼちゃのおしるこ、道明寺、レモングラノーラ、レモンの若葉)

菓子:喫茶穀雨

器:小林耶摩人

 

すぐそこの畑で、さっき採れた食材を用いて、今の季節を愉しむ。

空間づくりの枠を超えて、一期一会の時間をデザインする。

 

 

10月の席のご案内をはじめています。

喫茶 穀雨 Instagram

 

秋が深まる里山風景の中、お待ちしております。

 

 

 

喫茶 穀雨

奥野崇建築設計事務所

 

category : 喫茶 穀雨 | posted at 2023.9.14

韓国の旅4

化粧品メーカー、アモーレパシフック社の本社ビル。

2023年プリツカー賞の受賞者である、

ロンドンの建築家、デイビッド・チッパーフィールドの設計です。

(2024年には聖水地区で新たなプロジェクトの建設開始とのこと)

メガスケールの建物ながら、

チッパーフィールドらしい静謐な空気感が漂います。

エレガントなブルータリズム建築。

 

 

奥野 崇

 

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2023.9.10

韓国の旅3

元は工場の町、聖水(ソンス)地区。

今ソウルで最も勢いのある所のひとつです。

 

自動車修理工場や倉庫群をリノベーションして、

若い人達の集まる場所がモザイク状に生まれています。

手掛けるのは、今をときめく空間デザイナーの面々。

キレイ、が当たり前となった世代にとって、

こういった場所のほうが非日常に感じるのかもしれません。

 

それでも、

先入観なくそこにある空間の可能性を見出して

それを共感できるところまで引き上げる術には脱帽です。

 

 

奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2023.9.6

韓国の旅2

宗廟のほど近くに、ARARIO MUSEUMはあります。

ここは、韓国近代建築の巨匠である金壽根(キムスグン)が率いた設計事務所・空間の元社屋です。

 

1986年に55才という若さで亡くなった氏は、

東京芸大や東大にも留学経験があり、

ソウルオリンピックメインスタジアムの設計でも知られます。

2014年、元々の空間構成を生かした形でリノベーションを行い

現代芸術をテーマとしたミュージアムとして生まれ変わりました。

 

内部は大小20の部屋があり、迷路のように複雑なつくり。

建物というボリュームのなかで、

いかに変化に富んだ空間をつくりうるかに挑戦したような建築。

廃墟のような粗野な質感が

用途を超えた、空間の強度をつくりだしています。

 

 

奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2023.8.30

韓国の旅1

夏季休暇を利用して、韓国ソウルへ。

実に4年ぶりの海外となりました。

 

お目当てのひとつ宗廟正殿は、なんと改修工事延長中とのこと。

調査も並行しながらの工事のため、工期がすでに4回も延びているのだそう。

 

おとなりの永寧殿にて説明を受ける。

白井晟一が「東洋のパルテノン」と称した正殿も含めて、

複数の増築を繰り返して今の姿になったとは知りませんでした。

 

 

奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2023.8.27

夏季休暇のお知らせ

下記の期間にて夏季休暇をいただきます。

8月11日(金)~17日(木)

 

奥野 崇 建築設計事務所

category : お知らせ | posted at 2023.8.1

然美(さび)

京都祇園、

総合芸術空間「T.T」にて文月の席。

故 髙橋大雅さんの美意識に浸る午後。

奥野 崇

 

 

以下、立礼茶室「然美」のHPより転載

 

さび。

 

時の移ろいとともに、

うつくしく変化すること。

 

枯れて風情が出る。古びて趣が出る。

朽ちていく様子と、豊かで華麗な様子の

相反する要素が交わりながら

 

内面の奥底にひそむ本質が

時間の経過とともに外へと滲み出る。

日本美術の起源である「不完全の美、不均衡の美」

 

茶碗の名品や名茶室の柱などは、

微妙に仄かに歪んでおり、

その膚はガラス板のように滑らかではなく

「さび」に覆われている。

category : お知らせ | posted at 2023.7.20
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