古きに学ぶ

IMG_8359
週末は、四国の山奥へ。
大歩危よりさらに奥、祖谷地域の中にある篪庵(ちいおり)へ。
築300余年といわれる、古い民家を改修して宿泊できるようになっています。
IMG_8310
現代的な使用に耐えうるように、骨組は残して大部分は改変されていますが
往時の様子は伺い知ることができます。
 
扠首(さす)構造でつくられた屋根は、分厚い茅で覆われていて
外壁は土壁をヒシャギ竹で保護した大壁となっています。
茅葺の民家をこんなに近くでみて、また滞在するのは初めて。
詳細部分を観察すると、大変勉強になりました。
 
材料は近くで調達できその特性にあった使い方を。
固い材料の逃げを、柔らかい材料でとる。
人の日々の営みである、囲炉裏での煮炊きによって
防虫、防腐、防草効果を生み出し、結果建物の耐久性をあげる。
なるべくして、なったという納得感。
先人から学ぶことは多い。
 
以下、写真やスケッチを並べてみます。
IMG_8353
IMG_8361
20180422-2
20180422-1
 
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2018.4.24
2018年4月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

アーカイブ

ブログ内検索

089-968-2887info@okunotakashi.jpcontact
PAGE TOP
奥野崇建築設計事務所 公式インスタグラム