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建築をまなぶ旅

カンダラマ Heritance Kandalama

スリランカの中央付近、ダンブッラのほど近く。

かつて農業用水の確保のためにつくられた、人造湖であるカンダラマ湖。

そのほとり。

言わずもがなバワの最も有名な建築のひとつ、カンダラマホテル。

 

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圧倒的な存在感を持つ熱帯植物に、とりこまれることを許容する建築。

 

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自然と一体、などという月並の表現では足らず

自然に飲み込まれるのを待っているようにも思える。

 

 

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開放的なラウンジや、

ラキ氏による彫刻がシンボリックなレストランへの階段。

 

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昨年に続いての訪問だったからか

ゲストルームをアップグレードしてくださいました。

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全体のアウトラインはシンプルながらも

引き戸の処理や、見え方や見える範囲の細々した調整で

豊富な空間体験がつめこまれているのがバワの特徴と思います。

 

 

二度目の滞在となった今回。

特に感じたのは、自然の移ろい。

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大地の明るさによって、時間流れに気づき

当たり前のように訪れる、1日の終わり。

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その濃度により新たな今日の日を知り、

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明るい陽の光による、内面からこみあげる喜びに気付く。

 

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圧倒的な自然を前に、建築の印象は薄くなる。

建築はより透明な存在へ。

人の原始的な感覚を取り戻させてくれる、新鮮な体験。

 

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keep smiling!

奥野 崇

 

 

 

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ラグーンホテル Jetwing Lagoon

昨年に続き、二回目となるスリランカ・バワ建築を巡る旅。

 

成田から約9時間のフライトを経て、ようやくスリランカのコロンボ空港へ。

現地時間で19時すぎ。気温は27℃。少し汗ばむ。

 

初日は、空港からも比較的近いネゴンボにあるジェットウイング・ラグーンホテルへ。

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1966年竣工。

海水がはいりこみ湖のようになった潟(ラグーン)に面します。

スリランカ初の観光客向けリゾートといわれ、バワ初のホテル建築とされているよう。

老朽化によって一度閉鎖されていたが、2012年に改修工事によってリニューアルオープン。

 

バワオリジナルが残るのは数少ない箇所のみとなっているが、

その一つであるゲストルーム「バワルーム」に宿泊。

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天井の高い伸びやかなワンルーム。

ベッドルームの背が高い空間、というのはあまり経験がなかったけれど、思ったより悪くない。

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水回りは屋根がかかってあるが、オープンエアーのドラマティックなつくり。

思わず「うわぁ」と声をあげてしまう。

身も心もリラックスできるスペース。

 

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もちろん実測も行います。

ゲストルームの半分がオープンエアーの水回り。大胆。

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幅の広い、あいらしい形の椅子。

 

 

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いいなあと思った、レストランへのアプローチ部分。

プール脇の通路から潜り込むようにはいっていきます。

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見返りの様子。

この形式は韓国の古い寺院建築でみたものに近いなあと感じました。

階段を一段一段あがるたびに視界が開けてきて、なんとも言えない感動があります。

明暗の振れ幅が大きくて、向こう側への期待が高まるというか。

 

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ラグーンに開かれた気持ちの良いレストラン。

 

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100m!あるというプール。

ゲストルームやフォリーで囲まれた、ホテルの真ん中にあります。

 

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バワが好んだプルメリア。

白と黄色のグラデーションが綺麗。

良い天気。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

 

 

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スリランカの旅を終えて

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ジェフリーバワの建築を巡る、スリランカの旅。

 

昨年の視察でみられなかった、いくつかの実作をみることができました。

また、建築と、気候や風土・歴史や現地に暮らす人々との関係を肌で感じるのも重要なポイント。

少しずつ、ですがまとめていこうと思います。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

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再び、スリランカへ

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昨年に続いて、再びのスリランカの建築視察へ。

前回に見られなかったジェフリーバワの建築を求めて。

多くを学んできます。

 

keep smiling!

奥野 崇

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修学院離宮

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修学院といえば離宮。

17世紀中頃、後水尾上皇の指示によって造営されたものです。

当日の見学願いにも、運良く空きがありすべり込めました。

ずっとみてみたかった、修学院離宮。

 

その壮大さに感動。

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全体構成の大胆さはもちろんですが、

部分においては強引なところもあるような。

 

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設計において、ちまちまと悩んでいたことも

これでいいんだ、と力を頂いたようでした。

 

 

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奥野 崇

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先人の美学にふれる

昨日、一昨日は大阪と京都へ。

 

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最初に、池田にあります即庵さんへ。

 

工事進行中のお茶室の参考にさせて頂くべく、西渕工務店の藤原棟梁と同行。

気がつけば、私は3度目の見学。

担当の飯西さんには、都度お付き合い頂きまして感謝しかありません。

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やはり作り手である大工さんの視点は違うなあ、と。

いろいろと私も勉強になりました。

 

行きましょう、と言ってくださった西渕社長、

段取りしてくださった竹本監督、

忙しい中時間を割いてくださった、藤原棟梁。

ありがとうございます。いい建築にいたしましょう。

 

 

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続いては、祇園にあります三浦照明さんへ。

 

和風のすっきりした照明に惹かれて、思わず購入させて頂いた縁。

代表の三浦さんともお会いでき、お話しを伺えました。

同じくお茶室まわりへ使わせて頂きます。

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手づくりの現場。ひとつひとつ作ってくださる。

わくわくしてしまい、写真を一枚。

 

 

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次に、修学院の唐長さんへ。

 

京唐紙をつくり続けておられる専門店。

建主さんも同行しての打ち合わせとなりました。

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伝統文様の数々。

わずかな光に反応する雲母の美しさ。

今のように照明がなく、蝋燭のわずかな灯りを扱う。

 

先人の美学にふれた気がしました。

 

 

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奥野 崇

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内子の夜

土壁のことを勉強に、内子の矢野左官さんへ。

重要文化財の改修にも携わっておられる氏。

たくさんの時間を頂きました。ありがたいこと。

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表へでると、陽が落ちてすっかり夜に。

昼しかみたことのなかった内子の町並みはしっとり。夜も良かった。

必要以上にてらさないこと。

心地よい暗さでした。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

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重みのある建築

宇和町での打ち合わせ終わりに、愛媛県歴史文化博物館へ。1994年竣工。

見たい見たい、と思いつつも、今回が初の見学。

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全体としても、部分にしても

重みがあって、味のある建築。

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凄い建築だなあと思ったら、

日建設計の大谷弘明さん設計とのこと。

さすがは。

後に愛媛県美術館を設計され、近作では京都のリッツカールトンも手掛けられています。

今は昔、県美術館のディティールをスケッチしてまわったのを思い出しました。

 

愛媛の歴史をたどる展示も良く、おすすめの博物館です。

 

 

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奥野 崇

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大洲、臥龍山荘にて

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大洲の肱川沿いにある、臥龍山荘。

古くからの景勝地であった場所を、木蝋貿易の成功による明治の豪商、河内寅次郎がつくらせた数寄屋建築で

今年の7月には国の重要文化財に登録されました。

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週末はしとしと、雨。

雨にくるのははじめて。紅葉、黄葉の木々が美しく映えます。

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苔に落ちた葉もきれい。

この山荘は臥龍院、知止庵、不老庵と三つの建築からなります。

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最も奥にある不老庵に続く飛び石の中に、ひときわ大きい石。

安定したその石からふうっと顔をあげると、肱川に浮かぶ建物が。

縦長のプロポーションがあいらしい。

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アプローチに対して若干角度をふって建物を配置。

川沿いの崖に懸造り(がけづくり)と呼ばれる工法でたちます。

 

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茅葺屋根や塗り残し壁など、草庵としての素朴さを持ちながら

全体的に背の高い空間で、手の込んだ仕事が多く、高貴さも持ち合わせる。

 

keep smiling!

奥野 崇

 

 

 

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人柄と建築

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少し前のことですが。

手嶋保さんの設計された三秋ホールにて。

 

とつとつと語る、飾らない氏の人柄。

つくる建築のにじみでる気配との一致をみたよう。

 

煎じ詰める、という言葉が印象的だった。

 

keep smiling!

奥野 崇

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